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夫婦仲が最悪になる前に。産後のすれ違いを防ぐパパが心がけること5選

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「赤ちゃんが生まれたら、きっと家族はもっと幸せになる。」

そう思っていませんか?

もちろん、赤ちゃんの誕生はかけがえのない喜びです。

でも現実には、多くの夫婦が出産前後にすれ違い、ときには深刻な「産後クライシス」に直面しています。

その原因の多くは、「パートナーへの理解不足」。

とくに夫側が知らず知らずのうちに地雷を踏んでしまい、夫婦関係がギクシャクしてしまうケースが後を絶ちません。

この記事では、出産を控えた旦那さん向けに「夫婦仲を良好に保つためにやるべきこと5選」を、具体例とともにお伝えします。

出産後も、笑顔で支え合える夫婦でいるために、今のうちに知っておくべきことを、ぜひ読んでください。

なぜ産後に夫婦関係が悪化するのか?

出産後に夫婦関係が悪化する要因は夫婦のすれ違いが大きいようです。

産後クライシスを防ぐにはパパがママのが心身ともに不安定な状態だと理解することが大事でしょう。

ママは急激な変化を迎える

出産後、ママの体は急激なホルモンバランスの変化が起こります。

訳もなく涙が出たり、不安の気持ちが押し寄せたり、心が非常に不安定な時期になるのです。

それなのに、パパはいつもどおりなんて、不平等ですよね。それがイライラにつながってしまうことも。

ママだって初めての育児

慣れない育児・寝不足・授乳・痛み・自分の時間ゼロ。

すべてが同時にのしかかり、心身ともに極限状態にあるのです。

そんな中でパパが「これどうすればいいの?」なんて聞かれたって「こっちだって知らないよ!」という気持ちになってしまいます。

パパだって頑張っている

もちろんパパだってお仕事や、できる限り育児に参加しています。

それなのに、厳しいことを言われると「俺だって頑張っているのに」といった気持ちになり、余計にすれ違いが大きくなってしまいます。

パパが心がけるべきこと5選

どうしても心情的に不安定になるママ。

加えてパパの許せない行動がママのイライラに拍車をかけることも。

事前に注意しておきたいポイントをまとめておきました。

①ママの「身体と気持ち」の変化

産後は子供を特に守ろうとするホルモンが出て、攻撃的になりがち。

いわゆる「ガルガル期」で、ママは情緒が不安定になりがちです。

やってはいけないこと:相手の気持ちを理解しようとしない

ママだって、コントロールできない気持ちに悩んでいます。

そんな中で、パパが「なんで急に怒るの?」「そんなに怒らなくても…」と反論したり、ふてくされた態度をとるのは絶対にNGです。

やるべきこと:変化を受け止めようとする

解決策は、「受け止めるだけ」の姿勢を持つこと。そういう時期なのだと理解することが大事です。

またママを極力安心して寝かせてあげられるよう家事育児を積極的に行ってください。

はじめはできないとしても、怒られようとも、ママのためと努力しましょう。

②パパの「やると言ったことをやらない」問題

産後のママにとって、パパが「やると言ったことをやらない」というのは大きなストレスのもとです。

ちょっとした約束でも、守られないと「信用できない」と感じてしまうことも。

特に産後は余裕がなく、ママの心に積もりやすい時期です。

やってはいけないこと:言いっぱなしで行動しない

「後でお皿洗うね」「お風呂入れとくよ」と言いながら、結局やらないパパ…。

ママにとっては、これが積み重なると「言うだけで行動しない」と感じるストレスに。

信頼を失わないためには、小さな約束でも必ず守ること。

仕事が忙しくてできなさそうなら、早めに「ごめん、今日はできなそう」と伝えるだけでも。

やるべきこと:小さな約束でも必ず守る

ママの信頼を失わないために大事なのは、「小さな約束でも必ず守る」という姿勢です。

どうしても仕事が忙しくてできないときは、放置せずに「ごめん、今日はできなそう」と早めに伝えるだけでも違います。

言ったことをきちんと行動に移すことが、ママの心を安心させる近道です。

③パパがお母さんの味方をする

パパにとっては心強い存在のお義母さん。

でも、ママにとっては逆にストレスの元になることが多いです。

特に産後のデリケートな時期には、ママの気持ちを優先することが大切です。

やってはいけないこと:お母さんを最優先にする

「母さん、ちょっと来てくれる?」とパパが簡単に頼んでしまうのはNG。

昔のやり方を押し付けるタイプのお義母さんだと、ママは「私のやり方を否定されている」と感じてしまいます。

また、洋服やおもちゃを大量に買い与えるなど、過干渉はママにとって大きな負担です。

やるべきこと:ママの気持ちを最優先にする

大事なのは、ママの気持ちを一番に考えることです。

お母さんの気持ちも分かるけど、今はママの安心とペースが最優先。

お宮参りやお祝いごとも、まずはママがどうしたいかを尊重してください。

「お母さんはちょっと控えめにしてくれると助かる」とパパからお母さんにうまく伝えるのも、ママを守る大事な役割です。

④共感ではなく、アドバイスしてしまう

ママが悩みや不安を話してくれた時、パパとしてはなんとか解決してあげたい!と思うのは自然なことです。

でも実は、ママが求めているのは「解決策」ではなく、「共感してくれる」ことが多いのです。

やってはいけないこと:アドバイスで話を終わらせる

つい「こうすればいいじゃん」とアドバイスしてしまうのはNGです。

「そんなことで悩まなくてもいいよ」と励ましているつもりでも、ママにとっては「私の気持ちは無視?」と感じる原因になります。

ママが話したいのは“気持ちの共有”であって、アドバイスではないんです。

特に普段から家事育児をしていないパパが知ったような口を利くのは論外ですね。

やるべきこと:共感の言葉を伝える

解決策よりも「そうだったんだね」「辛かったんだね」と共感の言葉をかけてあげることが大事です。

アドバイスは飲み込んで、ママの気持ちに寄り添うことを最優先にしましょう。

共感してくれるだけで、ママは心がすっと軽くなるものです。

⑤家事育児に対する姿勢

家事や育児を「ママの仕事」と決めつけてしまうのは、産後クライシスの最大の引き金です。

出産後、ママは体力的にも精神的にもギリギリの状態。

夜泣きや寝不足が続く中で「パパが手伝ってくれない」と感じると、ママはどんどん孤独になってしまいます。

やってはいけないこと:家事育児を他人事にする

「自分の役目じゃない」「ママに任せればいい」と思ってしまうのは絶対NG。

仕事で疲れていても、ママはそれ以上に体も心も疲れ果てていることを忘れないでください。

やるべきこと:小さなことからでも参加する

解決策は、「できることから積極的に家事育児に参加する」ことです。

おむつ替え、寝かしつけ、ゴミ捨てなど、小さなことでもいいのでパパが動くことが大切。

もし可能なら育休を取得して、一緒に育児をスタートできれば最高です。

まずは「手伝う」ではなく、「自分の役目」として取り組む気持ちを持ってみてください!

良い家庭を気づくうえでパパが出来ること

産後クライシスを回避するために、私たちパパが心がけた方が良いことをまとめました。

意識しないとなかなか難しいことが多いですが、それでも幸せな家庭を守るためにも頑張りましょう。

① 感謝を言葉で伝える

出産後のママは、誰にも褒められず、誰にも労われず、孤独な戦いをしています。

しかもママにとっても「当たり前じゃないこと」をやっているのです。

家の中で起きていることは「見えづらく」、気づいてもらえないことが多い。だからこそ、言葉にする価値があるのです。

「毎日お疲れ様。いつも本当にありがとう」

② 赤ちゃんと同じくらいにママを気づかう

出産直後、多くの人が「赤ちゃん第一」になります。

でもパパだけは、「赤ちゃん」と同じくらい「ママの心と体」のことを考えてほしいのです。

赤ちゃんの世話をしている間、ママは自分のことを二の次にしています。

食事もトイレも満足にできない日もあります。

「誰かが私を気にかけてくれている」と思えるだけで、救われるのです。

ママが限界を迎える前に、「大丈夫?少し休む?」と声をかけてあげる。

それだけでも、ママの表情が変わるはずです。

③ 育児家事を「手伝う」から「担当する」へ

出産後、夫婦の会話でよく出てくる言葉のひとつが、「家事育児、ちゃんと手伝ってるよ?」というパパのひとことです。

「手伝う」という言葉の裏には、「本来はママの仕事だけど、余裕があるときに自分が手助けしてあげる」という前提があるからです。

これは、無意識のうちに「育児と家事の主担当はママ」という思い込みを前提としてしまっている状態。

夫婦どちらか一方の役割ではありません。

だからこそ、「手伝う」ではなく「自分の担当」として行動することが大切なのです。

「今日は余裕があるから手伝うよ」と言われると、「余裕がないときは放置されるの?」と不安になることもあります。

重要なのは、育児や家事を“主体的に”動く姿勢

「やらなきゃ怒られるから」ではなく、「自分の役割としてやる」のが、これからのパパに求められるスタンスです。

④ ママの話を遮らず、最後まで聞く

産後のママは、慣れない育児と寝不足、ホルモンバランスの乱れで心身ともに疲れています。

そんな時、一番の支えになるのは「話をきちんと聞いてくれる存在」です。

話の途中でアドバイスをしたり、論理的に解決しようとしてしまいがちですが、多くのママは「ただ話を聞いてほしい」と感じています。

「そうなんだ」「大変だったね」と共感しながら、最後まで話を遮らずに聞くだけで、ママの心は軽くなります。

たとえ解決策が浮かばなくても、寄り添ってくれる姿勢が安心感につながり、「この人は味方だ」と感じてもらえるのです。

言葉よりも“耳を傾けること”が、産後の夫婦関係を良好に保つ最大のポイントのひとつです。

⑤ 自分のメンタルも整える(完璧を求めない)

育児に積極的に関わろうとする姿勢は素晴らしいことですが、「完璧なパパにならなきゃ」と思いすぎると、自分を追い込んでしまい、続かなくなることがあります。

大切なのは、完璧を目指すことではなく、「できることから関わる」ことです。

最初はうまくいかなくても、オムツ替えやミルク、家事など、少しずつ経験を積むことで自信がついてきます。

パパ自身も、父親として育っていく時間が必要なのです。

ママもその変化を見て、安心や感謝の気持ちを抱くようになります。

無理をせず、毎日少しずつでも関わろうとする姿勢が、夫婦関係を良好に保つカギです。

「一緒に育てていく」という気持ちを忘れずにいましょう。

Q&A

Q1. どうして出産後に夫婦のすれ違いが起こりやすいの?

A. 出産後は赤ちゃんのお世話が優先され、夫婦間の会話やスキンシップが減りがちです。さらにホルモンバランスや体調の変化で、感情のコントロールが難しくなることも。お互いの負担感や「察してほしい」気持ちが積み重なることで、すれ違いが生まれやすくなります。

Q2. すれ違いを感じたとき、まずやるべきことは?

A. まずは「自分の気持ち」を整理してから、相手に伝えてみましょう。「どうしてほしいか」「何がつらかったか」を具体的に話すのがポイントです。いきなり相手を責める言い方は避け、落ち着いて話し合う環境をつくるのがおすすめです。

Q3. 相手にイライラしてしまう自分をどうしたらいい?

A. まずは「自分が疲れているかも」と気づくことが大事です。赤ちゃん中心の生活で心身ともに負担が大きくなっていることが多いので、1人の時間を確保してリフレッシュするのも効果的。相手に期待する前に、まず自分を休ませてあげてください。

Q4. 夫婦で「ありがとう」を言い合うのが恥ずかしい…

A. いきなり長い感謝の言葉を言わなくても大丈夫。ほんの一言でも、「やってくれて助かる」「ありがとう」と口に出すだけで十分です。最初は気恥ずかしくても、だんだん自然に言えるようになりますよ。

Q5. 産後の夫婦関係を良くする一番のコツは?

A. 「完璧を目指さないこと」です。相手に何でも分かってもらおうとすると、かえってお互いにストレスが増えます。小さなことでも「ありがとう」と伝える、お願いごとは具体的に言葉にする——それだけでも、夫婦の距離はぐっと縮まります。

産後の夫婦関係を見直す!チェックリスト

チェックリストを用意したので、ぜひ夫婦で確認してみてみてね。

1.「ありがとう」を最近言葉にしているか?

🔲 1日1回は言葉にしている
🔲 たまに言う
🔲 ほとんど言わない

2. パートナーに「何をどれくらいしてほしいか」を伝えているか?

🔲 具体的にお願いしている
🔲 言葉にしていない
🔲 「察してほしい」と思っているだけ

3. 夫婦で“ふたりの時間”を持てているか?

🔲 週に1回は話す時間がある
🔲 月に1回くらいは話せている
🔲 ほとんどない

4. 相手の頑張りに目を向けられているか?

🔲 気づいたら褒める・ねぎらう
🔲 なんとなく「当たり前」になっている
🔲 イライラして感謝できなくなっている

5. 夫婦で「チーム」として意識できているか?

🔲 一緒に育児をしている自覚がある
🔲 どこかで「自分のほうが大変」と思ってしまう
🔲 ほとんど話し合いがなく、バラバラに感じる

まとめ|あなたが味方でいるだけで、ママは救われる

出産後の夫婦関係は、ちょっとしたすれ違いから悪化することもあれば、日々の思いやりでより強く深まることもあります。

ママは体も心も限界に近い状態。そんな時にパパが寄り添い、支えてくれるかどうかが夫婦の信頼関係に大きく影響します

大切なのは、完璧なパパを目指すことではなく、「自分にできることから少しずつ行動する」こと。

共に支え合い、感謝を忘れずに日々を過ごしていけば、育児も夫婦関係もきっと前向きに乗り越えられるはずです。

今こそ、ふたりで新しい家族のカタチを築いていきましょう。

産後の夫婦仲を改善するための完全ガイドはコチラ👇

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